ファクタリングを利用したいものの、「通帳が手元にない」「ネット銀行なので紙の通帳がない」という方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、紙の通帳がなくても申し込める場合はあります。 ただし、多くの場合は売掛先からの入金実績などを確認するため、通帳の代わりになる口座明細・取引履歴の提出を求められます。
通帳なしでもファクタリングは利用できる?
紙の通帳がないことだけで、ファクタリングを利用できなくなるとは限りません。
近年はネット銀行や通帳レス口座も一般的であり、インターネットバンキングから取引履歴をPDF・CSVなどで取得できるケースがあります。サービスごとに提出方法は異なりますが、通帳の画像ではなく、口座の入出金明細で確認する形式もあります。
一方で、口座の取引履歴そのものを出せない場合は、審査が難しくなることがあります。
なぜ通帳や口座明細を確認されるのか
ファクタリングでは、売掛金が実際に発生しているか、売掛先から継続して入金されているかを確認する必要があります。
口座明細は、主に次のような点を確認するために使われます。
- 売掛先から過去に入金があるか
- 請求書に記載された取引先・金額と大きな矛盾がないか
- 入金予定の売掛金が架空のものではないか
つまり、確認されるのは「紙の通帳を持っているか」ではなく、取引の実態を示せるかです。
通帳がない場合に確認したいこと
申込み前に、次の3点を確認しましょう。
1. 口座明細をダウンロードできるか
ネットバンキングや銀行アプリから、入出金明細をPDF・CSVで出力できるかを確認します。必要な期間や形式はサービスにより異なるため、申込み先の案内に従いましょう。
2. 売掛先からの入金履歴があるか
継続取引のある売掛先であれば、過去の入金履歴を示しやすくなります。初回取引の請求書や、入金実績がまったくない売掛金の場合は、追加書類を求められることがあります。
3. 請求書など他の書類をそろえられるか
一般に、請求書だけで手続きが完結するとは限りません。本人確認書類や口座明細など、必要書類はサービスによって異なります。
請求書以外にどのような書類が必要になるかは、こちらの記事で確認してください。
→ 「請求書のみでファクタリングは利用できない?必要書類と審査のポイント」
「通帳不要」という表現だけで選ばない
「通帳不要」「審査が簡単」といった言葉だけで申込み先を決めるのは避けましょう。
手数料や契約内容を確認せずに契約すると、受け取れる金額が想定より少なくなるおそれがあります。事業者の売掛債権を買い取る一般的なファクタリングと、実質的に貸付けに近い取引は区別して考える必要があります。
特に、給与を受け取る権利を対象にした「給与ファクタリング」は利用しないでください。
個人事業主が利用する場合のポイント
個人事業主・フリーランスの場合も、売掛先に対する請求書と取引実態を示せれば、利用できる可能性があります。ただし、サービスごとに対象となる事業者や売掛金の条件が異なります。
個人事業主向けの選び方は、こちらで詳しく解説しています。
→ 「個人事業主でもファクタリングは利用可能?選び方」
なお、オンライン完結や面談なしで進められるかを知りたい場合は、別記事を確認してください。
→ 「面談不要のファクタリング」
まとめ
紙の通帳がなくても、口座明細や取引履歴を用意できれば、ファクタリングを申し込める場合があります。
ただし、口座明細をまったく提出できない場合は、売掛金の実態を確認しにくくなるため、審査が難しくなる可能性があります。申込み前に必要書類、手数料、契約内容を確認したうえで、自社の状況に合う方法を選びましょう。
資金調達について迷っている方は、バイオンへご相談ください。

