業種によっては閑散期があり、売上が減るため毎回資金繰りに頭を悩ませる事業主も多いのではないでしょうか?本記事では、閑散期で資金繰りが悪化したときの対処法を6つ紹介します。
閑散期は資金繰りが悪化しやすい
どんな業種でも、売上が一時的に落ち込む閑散期があります。しかし、通信費や家賃、人件費などの固定費が変わるわけではないため、資金繰りが厳しくなりがちです。
業務の特性、季節的要因などで、顧客や取引量が一時的に少なくなる閑散期が定期的にやってくる事業もあるでしょう。例えば、業者によって以下のような閑散期があります。
- 飲食業:新年会シーズンが終わる1〜2月。お客様の出足が鈍くなる傾向にある。
- アパレル業:1〜2月や6〜8月は商品の端境期。新作が並ぶまでの時期は売上が落ち込みやすい。
- 運送業:年末商戦や年度末の繁忙期が過ぎた後、1〜2月や7〜8月は荷物の動きが減少。
閑散期における資金繰りの重要性
企業努力により閑散期の売上減少をカバーできる可能性もありますが、業種によっては難しいケースもあるでしょう。しかし資金繰りが悪化して、仕入先への支払いや金融機関の返済などが滞ると、会社は倒産してしまいます。そのため、閑散期の資金繰りは重要なのです。
自社の業務の特性から閑散期がいつになるのかを把握して、資金繰り悪化に備えておく必要があります。
業界の特性にもよりますが、目安として月商(1ヶ月の総売上高)の3~6ヶ月分の現金を確保しておくと安心です。
閑散期で資金繰りが悪化したときのつの対策
十分な現金が用意できないまま閑散期を迎え、資金繰りが悪化したらどうすれば良いのでしょうか?具体的な対策を6つ紹介します。
1. 販促の実施
通常の月よりもSNS活用や集客イベント、割引キャンペーンなどを実施したりして、売上の落ち込みをカバーすることで資金繰り悪化を抑えられます。
ただし、効果が出るまで時間がかかるため、閑散期に向けてあらかじめ実施しておくことが大切です。
割引キャンペーンは売上確保に効果的ですが、利益率も考慮しましょう。割引キャンペーンで売上と客数を確保しつつ、定番商品もしっかりアピールするなど利益を確保する施策も必要になります。
2. 経費の削減
通信費や効果の出ていない広告費、営業時間の短縮などで経費を削減することで、資金繰りが悪化する時期を乗り切ることができます。
経費を見直すときは、通信費や生命保険料、損害保険料のように毎月一定額の支払いが生じる固定費の削減を優先すると効率的です。固定費の見直しは手続きが必要になりますが、一度見直せばその後は何もしなくても見直し効果が継続します。
3. 設備・什器の売却
使用しなくなった設備や什器、売れなくなって滞留している在庫などを売却することで、資金調達が可能です。在庫処分は、保管料や管理にかかる人的コストといった固定費の削減にもつながります。
ただし、設備や什器、在庫を売却する際、再度買い直す可能性がないか将来的な必要性も考慮して、慎重に判断しましょう。
4. 体制の強化
直接資金繰り改善につながる方法ではありませんが、取引先への価格交渉、接客スキルアップ、店舗の清掃、設備の改修など、忙しいときにはできなかった体制強化に取り組むことで、閑散期を乗り切ったあとの売上アップで挽回できる可能性があります。
資金繰りが厳しいため、できることは限られているかもしれませんが、スタッフと話しあってできることを検討してみましょう。
5. 融資の活用
銀行融資やビジネスローンなどの融資で資金調達をして、閑散期の資金繰り悪化を改善する方法です。閑散期を乗り切るための運転資金を目的とした融資であれば、短期借入で賄える可能性が高いため、比較的利用しやすいでしょう。
ただし一言で融資といっても、金融機関ごとに申し込みから融資までのスピードや、金利などの条件が異なるため、現状に合った方法を選ぶ必要があります。
融資の種類は分類方法によってさまざまですが、ここでは3種類に分けて、それぞれの概要を紹介します。
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融資の種類 |
特徴 |
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プロパー融資 |
銀行が事業者に直接融資する方法。貸し倒れリスクを銀行が直接負うため、審査が厳しいが低金利で大きな融資が受けられる可能性がある。 |
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保証付き融資 |
信用保証協会の保証にしてもらうことで、銀行から融資を受ける方法。貸し倒れリスクを信用保証協会が負うため、プロパー融資より審査に通りやすい可能性があるが、保証料の支払いが必要。 |
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ビジネスローン |
銀行やノンバンクなどで扱っている事業向けの融資。審査スピードが早く必要書類が少ない反面、金利が高い傾向があります。 |
6. ファクタリングの活用
ファクタリングとは、取引先の売掛債権をファクタリング業者に売却して、通常の入金日よりも早く資金化する資金調達方法です。ファクタリング業者にもよりますが、売掛債権さえあれば、中小企業だけでなく個人事業主も利用できます。
ファクタリングは資金調達後、取引先から入金された売掛金をファクタリング業者に返済する仕組みのため、事業者や事業主の信用よりも、取引先の信用度が重視されます。そのため赤字決算や税金未納など、一般的に融資の審査に通りにくいケースであっても利用可能です。
早いファクタリング業者であれば即日買取代金を振り込んでもらえるため、閑散期で一時的に資金繰りが苦しいときに向いている資金調達方法と言えます。
建設業におけるファクタリングの活用例
建設業は近年では年中忙しい傾向がありますが、新年度に入ったばかりで工事の予算編成が済んでおらず工事の発注が少ない4~6月が閑散期と言われています。
また建設業は人件費や資材費、工事外注費などの負担が大きいにもかかわらず、工事代金の入金は竣工後となるため、特に資金繰りが悪化しやすい業種です。
建設業は元請け(ゼネコン)→下請け→孫請けというピラミッド構造で業務が割り振られており、下流にいる中小零細建設業は資金繰りに苦慮しているケースも多いでしょう。
ファクタリングの審査は取引先の信用力が重視されるため、大手ゼネコンから受注した案件の売掛債権であれば比較的好条件で買い取ってもらえる可能性があります。
建設業はファクタリングと相性が良い業種と言えるでしょう。
事前に対策を立てて閑散期の資金繰りを乗り越えましょう
閑散期は、売上が減少するにもかかわらず固定費がなくなるわけではないため、資金繰りが悪化しやすくなります。資金繰りが悪化すると、仕入先への支払いや金融機関への返済ができなくなり倒産してしまうかもしれません。
閑散期は業種によってある程度決まっているため、あらかじめ対策を立てておきましょう。資金繰り悪化の原因が閑散期であれば一時的である可能性が高いため、必要書類が比較的少なくスピーディに資金調達ができるファクタリングがおすすめです。
バイオンのファクタリングは、AIを活用した独自の審査なので最短60分で審査が完了し、買取代金が振り込まれます。Web完結で申し込めるため、店舗に訪問したり営業と面談したりする必要がありません。
また利用者とバイオンの二社間で契約するファクタリング方式を採用しているため、取引先にしられることなく資金調達ができます。中小企業だけでなく、個人事業主も利用可能です。ファクタリングを利用するときは、バイオンをご検討ください。

